後藤神輿店の看板は、現存する中では2枚確認されています。
初代は、大正末期から戦前の、六世後藤直光の時代のもの。欅の一枚物で「神輿専門」と彫られ、黒漆の上に箔が押されています。元々は、周りに龍がまわっていましたが、板の反りと龍が朽ちたのが原因か、戦中に取り外され、長い間倉庫に保管されていたようです。
倉庫解体時に廃棄寸前であったのを、押切稲荷神社関係者が引き取り、2020年から押切自治会が保管しています。
2代目の看板は、戦後から昭和40年頃の、七世後藤直光の時代のもの。初代より一回り大きく、朱漆に箔が押されています。龍巻きは無く、欅の2枚合わせで板が反れにくく製作してあるため、今も当時の姿のままで残っています。
神輿製作は、昭和40年に差し掛かるぐらいまでは忙しかったと思われます。
八世後藤直光の時代になり神輿製作が下火になった頃、この看板も外されたと思われます。
その後骨董収集家の手に渡りましたが、縁あって当方が買い戻しました。
2019年12月に開催された「しる・みる・もむ」のイベントの際に、展示させていただきました。(千葉県旭市 志ん一さん)
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Y*SHIBUYA (月曜日, 06 11月 2023 00:27)
記者さんの努力とないようのふかさに。きょしくいたします。
分からないに事実お知るというのはとても為になうものだなあと心から思う次第であります。後藤の系図は大変興味深いものでありました。
わっしょい!行徳 (火曜日, 07 11月 2023 09:40)
Y*SHIBUYAさま
コメントありがとうございます。
ご投稿者の千葉県旭市 志ん一さんからは、後藤神輿店の情報をたくさんいただいています。
本当に勉強になりますよね。
多くの方から愛されている後藤神輿は、地元の誇りですね。