2022四カ村の祭礼レポート③

2022四カ村の祭礼レポート②からの続きです。

 

⑤香取(宮神輿)

宮神輿の2番バッター・香取の様子が気になるので、行徳街道(旧道)に移動しました。

時刻は11:00。香取の宮神輿渡御は10:00から12:00です。

 

路上に、午前の渡御を終えた香取町会神輿が置かれていました。

その向こうに香取神社と香取の高張提灯、お囃子、宮神輿が小さく見えます。

 

香取の担ぎ手の中では「宮神輿と町会神輿を2基連ねて担ぎたい」という思いがあるそうです。

もっとも、これは香取だけの話ではなく、どの町もやってみたいことなのかもしれませんね。

四カ村では、湊だけが唯一宮神輿と町会神輿を一緒に揉んでいますが、それは湊の神輿が小さめで女性だけでも担げるからできるのかもしれません。

他は町会神輿が大きいこともあり、担ぎ手が圧倒的に足りないので、なかなか現実的には難しいようです。

 

 

こうして見ると、香取は担ぎ手の数に余裕があるようにも見えるんですけどね。

 

町会神輿のときはトラックだったお囃子は、底抜け屋台にチェンジしていました。

本塩囃子保存会(妙典囃子保存会がサポート)
本塩囃子保存会(妙典囃子保存会がサポート)

 

宮神輿渡御はまだまだ続いていましたが、行徳揉みを一通り見たところで、

 

次の湊に移動しました。


⑥湊(町会神輿)

湊の町会神輿が今どの辺にいるのか、神酒所で尋ねると「弁天公園の辺り」とのこと。

そちらに向かうと、すぐに隊列を見つけられました。

 

先頭は、山車。お囃子の底抜け屋台を子どもたちが曳いています。

今回、初めて屋台に綱を付けて、曳けるようにしたそうです。

地元・湊の湊囃子連
地元・湊の湊囃子連

 

その後ろに、町会神輿が続きます。

湊の帯の色は、白です。以前は水色でしたが、本来の「白」にこだわり、変えたのだとか。

 

湊は行徳で唯一の女神輿が出ます。

女性だけで担ぐようになったのは、平成13年(2001年)から。

もう20年以上になりますね。

 

女性だけでも、行徳揉みはバッチリ。

 

バッチリどころか、この女神輿、実にやんちゃ。言うことを聞きません(笑)。

ルートをはずれようとするのを、男性陣が引き戻していました。

 

途中から、その男性陣と担ぎを交代。

バイパスの交差点では、名物のせめぎ合いも見せてくれました。

湊、女神輿も男神輿も見せ場多し!

 

渡り終えたところで行徳揉みを披露。

 

町会神輿の後には、子ども神輿が続きます。

ぬいぐるみまみれの神輿ですね(笑)。

 

そうこうしているうちに、まもなく12:00。

宮神輿の引き渡しを見に、急いで行徳街道(旧道)へ戻ります。


⑦湊新田(宮神輿)

宮神輿は、ちょうど香取と湊新田の地境付近にいました。

 

神輿を湊新田に渡すまいと、地境近くで180度転回して逃げる香取の担ぎ手たち。

それを阻止しようとする役員たちとの攻防が何度か繰り広げられます。

 

最後はそのまま地境を越え、湊新田へ突入。

 

手締めで香取の宮神輿渡御は終了。

 

ここから3番バッター・湊新田の宮神輿渡御が始まります。渡御の時間は12:00から14:00までです。


まずは行徳揉みから。

 

そしてそれを見守る香取の担ぎ手たち。

神輿を次の町に引き渡したら、最初の揉みは見届ける。これが担ぎ手の流儀のようです。

 

お囃子トラックの先導で、これから湊新田の町内をまわります。

堅川囃子
堅川囃子

 

時刻は12:40。私はここで一旦離脱してお昼休憩にしました。

 

ということで、レポート④に続きます。次回が最終回です。

 

 

 

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