2023五ヶ町の祭礼レポート② 下新宿渡御

2023五ヶ町の祭礼レポート① 宵宮  の続きです。

 

五ヶ町の祭礼本祭りの下新宿渡御までの様子をレポートします。

 


10月15日(日)

五ヶ町の本祭りは、午前3時の触れ太鼓から始まります。

この日は日付が変わる頃から冷たい雨。

本久寺(本行徳)ご住職のⅩによると、太鼓を載せた中台製作所の軽トラックが、雨の中、町内をまわったようです。

(当サイトのリポストはこちら

 

午前4時から宮元(本行徳一丁目・神明社豊受太神宮)で御霊遷しが行われます。

自分はその少し前に到着しましたが、神社から人が出てきて、これから神事が始まるという雰囲気ではありません。

もしや…と思い、知り合いを見つけて聞いたところ、式がちょうど終わったところとのこと(泣)。

どうやら雨のために神事を短縮し、予定が早められたようです。

 

あわてて境内に入ったら、これから本行徳の隣町・下新宿(しもしんしゅく)への渡御に向け、神輿を出すところでした。


下新宿渡御

(渡御予定  4:40~5:50)

 

4:00 予定より40分ほど早く、宮出しです。

五尺七寸の大神輿が、鳥居に付けられた祭り行灯の下を慎重にくぐり、

 

静かに宮元を出発します。

神輿を担ぐのは、五ヶ町の各町から選出された白丁(はくちょう)と呼ばれる役職の人たち。

雨のため、衣装の上にレインコートを着用しています。

 

なぜ下新宿へ渡るかについては諸説ありますが、五ヶ町の神輿は元々下新宿の神輿で、それを寄贈してもらったためにあいさつに行くとする説が有力のようです(詳しくはこちらのページをご覧ください)。

 

4:15 高張提灯を先頭に、隊列が出発しました。

暗闇の中、伶人(雅楽を演奏する人)が雅楽を奏でながら、静かに進みます。

 

本行徳と下新宿との地境で、下新宿の関係者が出迎えます。

(予定より早く進行しすぎたため、下新宿の出迎えが来ておらず、しばらく待つ形になりました。)

 

ここからは下新宿の関係者を先頭に、高張提灯、

 

太鼓、榊、守神剣、

 

伶人、神職、

 

そして神輿が続きます。

神輿は今回新調された台車に載せられています。

 

4:25 出発からおよそ10分後に、下新宿の稲荷神社に到着しました。

 

神輿は神社の前で台車から降ろして、境内に入ります。

 

4:30 鳥居の前に神輿を置いて、行徳打ちの手締めをします。

 

その後、神事が行われます。

 

神事の後、しばしの休憩。

飲み物やおにぎり、バナナ、みかんなどのふるまいがありました。

雨はずっと降り続いています。

 

休憩の後、境内で神輿の向きを変え、

 

来た道を戻ります。

 

下新宿を出るときはまだ真っ暗でしたが、

 

宮元に着く頃には夜が明け、すっかり明るくなっていました。

 

5:30  帰着。

これにて下新宿渡御は無事終了です。

 

 

さて、お次はいよいよ各町の渡御です。

③本行徳渡御編に続きます。

 

 

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