※こちらは過去の行徳まつりについての情報です。
2023年版につきましては、こちらのページをご覧ください。
会場 |
(行徳)駅前公園 |
日程 |
10月最終日曜日 2023年10月29日(日) |
主催 | 行徳まつり実行委員会 |
過去開催 |
第1回(2004年)~第15回(2019年) ※2020年、2021年、2022年は代替イベント「行徳神社めぐり」を開催 |
「日本一の神輿のまち、行徳」をテーマに、行徳の伝統ある神輿文化を多くの人に広め、地域を盛り上げていこうと開催されている行徳最大規模のイベント。
会場には模擬店やフリーマーケットなどのブースが所狭しと並び、市民団体のステージやミニSLの運行、パトカーや白バイの乗車体験などもあり、大人も子どもも楽しめる「行徳版市民まつり」として毎年多くの人でにぎわいます。
イベント最大の目玉となるのが、踊り手、纏、お囃子、神輿が隊列を組んで行徳駅周辺を歩くパレード。行徳だけでなく多地域からも集まった祭り好きの担ぎ手たちが、衣装や担ぎ方の異なる2基の神輿に分かれて威勢よく町を練り歩き、見物客も一つになって「神輿のまち」を楽しみます。
2015年より行徳ハロウィンと南行ホコ天が同時開催となり、よりパワーアップ。行徳が1年で最もにぎやかな、まさに「お祭り騒ぎ」の一日となります。
行徳神輿
製作者 |
中台祐信 |
製作年 |
平成23年 |
台輪寸法 | 四尺五寸 |
江戸前神輿
製作者 |
中台祐信 |
製作年 |
平成25年 |
台輪寸法 | 二尺五寸 |
子ども神輿
製作者 |
中台祐信 |
製作年 |
|
台輪寸法 | 一尺一寸 |
※スケジュールは過去の祭りのもので、次回開催時は変わることがあります。
会場の特設ステージ近くには、神輿や祭りの写真が展示されています。
行徳旧地区には各町に神社と神輿があり、祭りが行われてきたことがよくわかる、価値あるパネルです。
ぜひ注目してみてください。
行徳まつりのオリジナルタオルは3色。1枚1000円です。
当日、神輿の展示パネル近くのブースで販売されます。
2019年版
ミス行徳まつり |
第10回(2014年)のときに公募選考が行われ、「ミス行徳まつり」1名が選ばれました。神輿パレードでは、数名の女性と一緒に、神輿を先導する高張提灯を持つ役を務めました。 また、第11回から14回までは、オープニングセレモニーの司会も務めました。 |
前身はいちかわ市民まつり
1976年に市川市北部(注1)でスタートした市民まつりは、1978年(第3回)から行徳会場との2カ所で同時開催されるようになりました。
これが2002年(第27回)からは1カ所で交互の開催となり、この年は行徳が会場。翌年(第28回)は北部の会場で行われました。
しかしその翌年(2004年)北部に大洲防災公園ができると、以後、会場はここに固定され、行徳では開催されなくなりました。
そこで、行徳独自でイベントを開催しようと、地元有志が実行委員会を立ち上げ、2004年に第1回がスタートしました。
(注1)ここでいう北部とは、行徳地域を南部としたときの北部のことで、市内の江戸川より北を指します。
過去の開催年月日と会場 |
●第1回 2004年11月14日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ●第2回 2005年9月24日(土) 市川市立第七中学校校庭(天候不良のため中止)、行徳文化ホールI&I ●第3回 2006年11月12日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ●第4回 2007年11月11日(日) 市川市立第七中学校校庭(天候不良のため中止)、行徳文化ホールI&I ●第5回 2008年10月26日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ●第6回 2009年10月25日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ●第7回 2010年10月24日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ※2011年は東日本大震災の影響により中止 ●第8回 2012年10月28日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ●第9回 2013年10月27日(日) 市川市行徳支所駐車場(台風の影響で七中校庭から変更)、行徳文化ホールI&I ●第10回 2014年11月16日(日) 市川市立第七中学校校庭、行徳文化ホールI&I ●第11回 2015年10月25日(日) 駅前公園 ※行徳ハロウィン、南行ホコ天と同時開催となる ●第12回 2016年10月23日(日) 駅前公園 ●第13回 2017年10月29日(日) 駅前公園(天候不良のため中止) ●第14回 2018年10月28日(日) 駅前公園 ●第15回 2019年10月27日(日) 駅前公園 ※2020年~2022年は新型コロナウィルスの影響で中止 |
第1回から第10回までのテーマは「神輿を知ってもらうこと」
行徳の歴史の中で作られてきた神輿は、行徳のまちの象徴ともいえますが、スタート当初は、新しく行徳に移り住んできた人たちには、そのことがほとんど知られていませんでした。
そこで、各町の神輿を会場に集結させてずらりと並べ、多くの人に「見てもらう」ことに力を入れました。
とはいえ、神輿は本来氏子地域からは出さないもの。当初はそのしきたりを破ることに反対する意見も多かったそうです。しかし、まつり実行委員や各町青年会の熱意により、年を追うごとに理解が得られるようになり、区切りとなった第10回では過去最高の神輿12基、獅子頭3組が展示されました。
第10回の展示の様子
画像提供:浦安・行徳・妙典 東京湾岸千葉情報さん
第11回からのテーマは「地元の産業との融合」
第11回以降は、神輿で行徳のまちを活性化させるため、産業とつながることを新たなテーマとし、会場を第七中学校から行徳駅近くの商店街に近い駅前公園に移しました。パレードのコースも、それまでの東西線高架沿いから行徳駅周辺までのルートから、商店街の中を歩くルートに変えました。
これと同時に、行徳商店会連合会主催の「行徳ハロウィン」が始まり、また南行徳メトロセンター会・南行徳笑天会主催の「南行ホコ天」も同日の開催となり、一気にまちをあげての大イベントとなりました。
行徳内外での行徳まつりの意味
こうして15年の月日を経て、行徳まつりは行徳の人々の中に定着し、いまや行徳の文化になりました。
各町の担ぎ手たちの横のつながりが生まれたのも、大きな成果だそうです。
そして実は10月末は、行徳はもちろん、他の地域でも祭礼や神輿のイベントがほぼ終わっているとき。
向島、浅草、深川、鳥越など行徳で作られた神輿を持つ他の地域の担ぎ手たちが、祭りシーズン最後の締めくくりとして、神輿を生んだまち行徳に担ぎにくるのだとか。なんだか「神輿の聖地への巡礼」のようでおもしろいですね。
コロナ禍で、残念ながら2020年以降祭りは中止となっていますが、代替イベントが3年続けて11月3日(祝)に行われます。
こちらのページで紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
行徳の祭礼で見られる2種類の担ぎを1度に見られるのがこの祭り。
黒い漆塗りの行徳神輿は、伝統の白装束姿の男たちが「わっしょい」の掛け声で平担ぎを行います。
白木造りの江戸前神輿は、さまざまな地域から集まった男女の担ぎ手たちが、それぞれの半纏姿で、笛のリズムに合わせて「そいや~」「えいや」などの掛け声で江戸前担ぎを行います。
両神輿が見せる「行徳揉み」の違いにも注目してみてください。