2024行徳まつりレポート

行徳最大の神輿イベント・行徳まつりが10月27日㈰、昨年に続き南行徳公園で開催されました。

今年の様子をレポートします。


事前の週間天気予報では、週末の天気の崩れが心配されていましたが、当日は朝から好天に恵まれました。

会場に並べられた3基の神輿が太陽の光で輝いています。

行徳神輿/四尺五寸/中台祐信作
行徳神輿/四尺五寸/中台祐信作
江戸前神輿/二尺五寸/中台祐信作
江戸前神輿/二尺五寸/中台祐信作
子ども神輿/一尺一寸/中台祐信作
子ども神輿/一尺一寸/中台祐信作

 

その後方のステージ横には、神輿の紹介パネルと

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今回新たに登場した協賛者一覧パネルが展示されていました。

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今回、当サイトのSNS(XFacebookInstagram)でも協賛の呼びかけをさせていただきましたが、最終的に目標を上回る金額が集まったそうです。

この一覧は、行徳まつり公式サイトでも見ることができますので、ぜひ協賛された企業・団体・個人さまの心意気をご覧ください。

 

さて、ステージでは開会セレモニーが始まり、青山実行委員長のあいさつや来賓の祝辞、紹介などがありました。

田中市長のあいさつもあるはずでしたが、公務で到着が遅れているとのこと。

 

続いて、この度市川市と包括連携協定を結んだブリオベッカ浦安(日本フットボールリーグ所属のサッカークラブ)の選手の皆さんが登壇し、PRを行いました。

今回の協定により、ブリオベッカ浦安のホームタウンに市川市が加わり、地域やスポーツ振興を互いに深めていくとのこと。

今後は市川市内にスタジアムを作り、Jリーグ参入をめざすという構想もあるようです。

 

この後、選手の皆さんに写真撮影をお願いしました。

ブリオベッカと行徳神輿との貴重な一枚となったのではないでしょうか(笑)。

 

消防音楽隊の演奏が、会場を華やかに彩ります。

昨年ステージ上で披露されたキレッキレのダンスを秘かに楽しみにしていましたが(笑)、今年は無しでした。

 

昨年はこの後すぐに神輿出陣式が行われましたが、「行徳まつりのメインともいえる神輿のパレードが午前中に終わってしまい、午後から出かけたら見られなかった」という声が多かったことから、今年はスタートを少し遅らせて、午後にかけても見られるようにしました。

 

ちなみにこの「神輿パレード」ですが、コロナ禍で4年ぶりの開催となった昨年から、当日プログラム行徳新聞では「神輿渡御」と表記されるようになりました。

以前は「パレード」と表記されていましたが、昨年から隊の先頭に「踊りの一団」が入らなくなったことで呼び方を変えたのかもしれません。

 

自分はいろいろな方から「『渡御』は神輿に神様を乗せたときに使う言葉」と教わったため、行徳まつりや妙典まつりのように御霊を入れないイベント祭りでは、「渡御」ではなく「パレード」や「巡行」「実演」などの言葉を使うようにしています。

祭礼とイベントはきちんと区別したいという書き手としてのこだわりの部分なので、今後も通すと思います。

 

さて、出陣式の前に、担ぎ手の皆さんの集合写真撮影タイムがありました。

公式カメラマンの近くで撮らせていただきましたが、やはりこれだけの人数だと、脚立がないと入りきらないですね…。

端の方が切れてしまいすみません。

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記念撮影の後、いよいよ神輿出陣式です。

まずは浦安のお囃子会・丸音會さんによる獅子舞セレモニー。

獅子にご祝儀を渡す際のお遊びや、祝い詞の巻物披露は恒例となっていますね。

 

ここで田中市長が到着し、あいさつされました。

この中で、「行徳の神輿文化と祭礼」が市川市指定無形民俗文化財に決定したことが発表されました。

本当は11月3日㈷の市政施行90周年記念式典で発表されるはずだったようですが、フライング発表となりました(笑)。

 

そしてもう一つ、ブリオベッカ浦安の名称が「ブリオベッカ浦安市川」に変更になるとの発表もありました。

こちらもチームから正式発表されたのは12月6日だったので、かなりのフライング発表でしたね(笑)。

 

さて、市長のあいさつが終わったところで、出陣式の続きに戻ります。

行徳まつり・神輿部会の会長のあいさつに続き、

 

行徳神輿と江戸前神輿が2基そろって行徳もみを共演します。

行徳に祭り多しといえど、白装束と江戸前のもみが一度に見られるのはこの行徳まつりだけ。

この祭り最大の見せ場ともいえる大迫力の場面です。

 

これを盛り上げるのは、行徳太鼓連さんです。

 

太鼓が力強く鳴り響く中、2基の神輿が同時に「さし」「地すり」「放り受け」といった行徳伝統のもみを披露するさまは圧巻です!

 

その後、いざ出陣!

パレードの先頭は江戸川天夢会さんの纏(まとい)、

 

続いて浦安丸音會さんと湊囃子連さんのお囃子、

 

そして白装束の行徳神輿と

 

半纏着用の江戸前神輿が続きます。

 

これとは別に、子ども神輿が公園内を巡行します。

行徳相祭會さんから貸し出された色とりどりのはっぴを着て(自前のはっぴの子もいますね)、元気いっぱいに「わっしょい!」


 

さて公園を出たパレード一行は、南行徳駅周辺を練り歩きます。

 

白装束の行徳神輿は、「わっしょい」の掛け声で神輿を揺すらずに進みます。

担ぎ手は男性のみ。

途中ではさむ行徳もみが見せ場となります。

 

江戸前神輿は、半纏を着た男女の担ぎ手たちが、笛の音に合わせてリズミカルなステップを踏み、「エイサ」「ソイヤ」など江戸前の自由な掛け声で神輿を揺すりながら前進します。

 

江戸前神輿単独での行徳もみは、おそらくこの1回のみだったかと。

白装束のもみとは違い、こちらの地すりは担ぎ手が内側を向いてまわるのが特徴です。

浦安の地すりと同じ向きですが、浦安のように飛び跳ねながらまわらないのが行徳流。

また、さすときに浦安のように担ぎ棒を叩かないのも、行徳ならではのこだわりなのだそうです。

 

さて、2基の神輿が分かれて南行徳駅北口ロータリーに入って来ました。

 

バス停前で向かい合い、

 

行徳もみを共演します。

南行徳駅をバックに、2基の神輿の最後の見せ場となります。

この日一番のクライマックスシーンともいえるでしょう。

 

白装束の行徳神輿に続き、江戸前神輿も木入れで終了。

 

そして両者揃って三本締めです。

 

2基の神輿は南行徳駅前に展示されました。


続いて、南行徳市民センター前から行徳相祭會の神輿が出発します。

 

相祭會は相之川(南行徳地域)を拠点とする江戸前の神輿同好会で、この神輿は相祭會メンバーの手作り(仕上げは浅子周慶)です。

台輪サイズは四尺で、先ほど担いだ行徳神輿(四尺五寸)よりサイズは少し小さくなりますが、あちらは現代に合わせて担ぎやすく(軽く)作られているのに対し、こちらは木材に重い欅材が使われており、行徳一重い上妙典の大神輿に匹敵する重さだともいわれています。

その重量級神輿を2種類のもみ方でもむのは大変レアなことで、昨年の行徳まつりに続いて2回目となります。

 

南行徳駅北口ロータリーまでは、通常どおりの江戸前担ぎで進みます。

 

途中、今年も、はっぴを着た祭り関係者のワンちゃんに遭遇。

名前はカーラ・デ・ガナドールちゃん。女の子です。

実は、行徳まつりのすぐ後に行われた東日本ドーベルマンクラブ単独展でナンバー1に輝いたすごいワンちゃんです!

 

さて、神輿がロータリーに入って来ました。

 

木入れで終了し、一本締め。

 

ここから白装束の担ぎ手にチェンジします。

7m以上もあるロングサイズの担ぎ棒に担ぎ手がずらりと並び、行徳の祭礼では見たことのない大迫力のもみが披露されます。

 

これだけの人数の放り受けで、神輿がまっすぐきれいに上がるのも、熟練の技。

息がピッタリですね。

 

地すりもきれいに揃っていました。

 

行徳もみが終わると、そのまま江戸前担ぎへチェンジ。

これ、「江戸前の担ぎ手」にチェンジするのではなく、白装束の担ぎ手がそのまま江戸前のステップを踏み始めるという見逃せない瞬間でした(笑)。

 

担ぎ手が入れ替わり、女性の担ぎ手も加わり、いつもの相祭會神輿の担ぎに戻りました。

白装束の「静」と江戸前の「動」の対比が際立つ場面でしたね。

 

神輿は江戸前のにぎやかなノリで、スタート地点である南行徳市民センター前に戻っていき、

 

最後の盛り上がりを見せた後、相祭會会長の一本締めで終了。

 

そして行徳まつり神輿部会会長の三本締めで、この日の神輿巡行が締めくくられました。

 

今年は駅ロータリーでもむことができ、昨年以上に盛り上がった神輿パレードとなりました。

ここまでの様子を約11分の動画にまとめました。

迫力の様子をぜひ動画でもご覧ください。


 

以上、神輿パレードの様子をレポートしましたが、最後に南行徳公園の会場写真も少しだけ。記録として置いておきます。

 

今年は南行徳開催2年目ということで、全体的に運営や進行もスムーズだったように思います。

この日に行われた3つのイベント(行徳まつり、行徳ハロウィン、南行ホコ天)の来場者数は、合わせて3万5000人!だったそうで、まさに行徳最大のイベントデーとなりました。

進化し続ける行徳まつりを、来年も楽しみにしたいと思います。

 

 

 

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2023行徳まつりレポート

2023行徳まつり 神輿パレードの動画

 

 

 

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